CUBE

2003-2007 Mashup Installation – Social Intervention

CUBEはリアルタイムな社会の情報をメディアとして利用することが、社会においてどんなインパクトを与えるのかを探るアートプロジェクト。文字通りキューブ(立方体)の形をした、「CUBEセンサー」が周りの情報をインターネット経由で「CUBEサーバー」に送信するというシンプルなシステムをベースに、そのデータを応用してインスタレーションやウェブアプリケーションとして場所と文脈に応じて制作する。ある特定の公共空間における人の往来や音、といった今まで当たり前にあるものを、社会にオープンにしたとき、どんなことが起こるのか。CUBEは社会における情報環境が次世代にどのようにあるべきかを、メディア技術を使って社会を巻き込むアートの形を通して探る新しい試みである。



Tokyo Designers Block (2004)

2004年の東京デザイナーズブロックにおける、h.oによる最初のCUBEプロジェクト。

東京デザイナーズブロック(TDB)において、東京の街中で繰り広げられる数多くの展覧会の全体像をリアルタイムに把握するイベントウェアとして制作された。CUBEは15の会場に設置され、それぞれが人々の往来をリアルタイムに伝えることによりイベントの盛り上がりを示した。その様子はWEBサイトの形で配信された。


Marunouchi Paper (2006)

慶應義塾大学SFC Open Research Forumの内の展示インスタレーション。展覧会場となる東京丸の内の地図を印刷した半透明の紙に、CUBEセンサーから取った人の往来を重ねて映写し、丸の内の異なるエリアの賑わいを示すキネティックマップを制作。この半透明地図は気に入れば持ち帰ることもでき、異なるエリアから作った情報マップから新しい情報が拡散していくという構造を取った。


Niiza Koyomi Project(2006)

2006年にリニューアルする立教大学新座キャンパスにおいて、そのオープニングのイベントとしてコミッションされ制作された作品。CUBEシステムを使った、ウェブ上でキャンパスでの日々を自動的に綴っていく暦のような作品として制作された。キャンパスの館ごとの入り口に設置されたCUBEセンサーは絶え間なくその周りの情報をCUBEサーバーに送り続け、そのデータはウェブサイト上で可視化された。キャンパスのリアルタイムの様子をキャンパス内だけでなくウェブサイトという公共の場に公開することにより、大学の改革のアプローチとして提案した。


WEBのコンテンツでは、イラストで再構成されたキャンパスに、明かり、音、ひとの往来、天気がリアルタイムで表現された。同時に「立教大学」というキーワードで世界中から検索された日々のブログのリンクも追加することにより、大学を内から外から見つめるメディアとして制作された。


またイベント期間中、キャンパス内のカフェテリア内で「暦」を体験できる場としてインスタレーションが設営された。CUBEセンサーからのデータを基に、キャンパスのミニチュアモデルをカフェテーブルに設置。参加者は期間限定で作られた「Koyomi Café」の飲み物や食べ物を楽しみながら、このカフェテーブルを通して、キャンパスのライブ情報やニュースをインタラクティブに見ることができる。




CUBE (2003-2007) from h.o on Vimeo.

CUBE (2003-) from h dot o on flickr.


Info


Selected Exhibition


Credit

Chief: Taizo Zushi

Concept: Hideaki Ogawa, Taizo Zushi, Yuichi Tamagawa, Junichi Yura

Interactive Installation: Yuichi Tamagawa, Hideaki Ogawa

System Design: Taizo Zushi, Mizuya Sato

Sensor System: Junichi Yura

Drawing: Yoko Minagawa

Graphic Design: Emiko Ogawa

Prototype Design: Takeshi Kanno

Art Direction: Hideaki Ogawa



Special Thanks : Noriaki Ando(AIST)