SmallConnection

2000-2004 Communication Media Series

Small Connectionは2000年から2004年にかけてh.oが展開してきた、「ネットワーク越しのコミュニケーション」のための「操作が簡単なタンジブル(触れられる)メディア」のシリーズである。

親しい二人が離れたところに住むというシナリオにフォーカスし、各シリーズの作品は2つで一つの作品となっている。どうすれば物理的に遠く離れた場所でもあたかも隣の部屋にいるかのように、インターネット経由の情報をデザインすることができるか。

携帯電話やコンピュータといった複雑な機能やインターフェースを敢えて排除し、触る・開けるといった動作で道具のように扱える、on / offのシンプルなデータで温もりのある存在感を伝えられるコミュニケーションメディアを目指し、RTミドルウェアとのコラボレーションによって開発された。

Small Connectionシリーズは、h.oが考えるコミュニケーションの未来の点である。



“air”

air(エア)は遠く離れた相手の存在を明かりの気配で感じる、空気のようなメディア。相手のライフサイクルを明かりで表現するとともに、何気ない気配で相手の存在を感じるコミュニケーションツール。airはブルーとピンクのペアのランプで構成され、ネットワークでつながっている。二人とも一組ずつairを持つが、片方が操作できるのはブルーかピンクいずれか一つである。自分がブルーのランプを触って点けると、相手のブルーのランプも点灯する。同様に相手がピンクのランプを点灯させると、自分の手元のピンクのランプが点灯する。
2001年に作成したTwin Lampのリメイク。




“one”

one(ワン)は凹凸で一つの球体になるオブジェ。出っ張りを押し合うことでつながる感覚を共有するコミュニケーションツール。インターネットを通して一つの棒を2空間で共有すると見立て、片方のoneの凸状の出っ張りを押すと、相手のもう片方の凹状だったoneは押された分出っ張る。相手はそれに気づくと押し返す。押す・押し返されるというシンプルな動作のフィードバックで、心のコミュネケーションをはかることができる。返信メールの文面を考えたり相手の時間帯を慮ったりする必要はない。出っ張っていたら、ただ押すだけでよい。




“comado”

comado(コマド)は遠く離れた場所を繋ぐ、共有の小窓。お互いのドアが開いているときにだけコミュニケーションが成立する。一人になりたいときは、comadoを閉めておけばいい。




“anemo”

anemo(アネモ)は二つの空間を繋ぐ通気口。それぞれの空間のアクティブな気配が風になって相手の部屋に到達し、風車を回転させる。それぞれのanemoには音センサーがついており、拾った音の分だけ相手のanemoの羽根をまわす。小さな音の時は柔らかに、騒がしいときは強く。




SmallConnection (2004) from h.o on Vimeo.

SmallConnection (2004) from h dot o on flickr.


Info


Selected Exhibition
  • 11.2005 Presence/Absence, Singapore / Singapore
  • 11.2004 Compact Impact, New York / United States
  • 06.2004 Connection as Media, Tokyo / Japan
  • 04.2004 Wedding Exhibition, Tokyo / Japan
  • 03.2004 h.o solo exhibition 2004, Tokyo / Japan
  • 03.2003 My sweet home exhibition, Tokyo / Japan


Credit

Chief: Mizuya Sato, Noriyuki Ando (AIST)

Concept: Hideaki Ogawa, Mizuya Sato, Noriyuki Ando(AIST)

Interactive System: Hideaki Ogawa

System Design: Noriaki Ando

Sensor System: Noriaki Ando

Interface Design: Hideaki Ogawa, Yoko Minagawa, Tomonori Kondo, Emiko Ogawa

WEB Design: Yuichiro Haraguchi


Special Thanks : Takeshi Kanno

Art Direction: Hideaki Ogawa