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2008 , Social Advertisement

 

 

 

concept

A New Cultural Advertising Projectは、DENTSUをコラボレーターに迎えた、新しい広告の実験的プロジェクトである。

従来広告は、NikeのJUST DO ITに代表されるようなコピーと、それに関連する視覚的アートを組み合わせることで、消費者とブランド・製品のコミュニケーションをデザインしてきた。TVコマーシャル世代の広告の形は、インターネット世代でもその形を残してはいるが、双方向型メディア環境の中で広告自体のあり方も大きく変容しつつある。一方、ある企業や製品のブランドイメージは、デジタル技術とネットワーク、デジタル情報を物理的に変換する製造技術の発達によって、脅かされ、その価値の維持について様々な工夫を施されている。

このプロジェクトでは、これらの従来の枠組みを取り払い、新しい広告の挑戦をArs Electronica Festivalを舞台に行う。
まず、従来は唯一であるはずのコピー(A New Cultural Economy)を人々によって創作されるコピーへと解放する。日々、Ars Electronica Webサイトには膨大なアクセスがある。各々のユーザは、個々のキーワードをイメージし、Ars Electronicaの情報に到達している。ここで用いられるキーワードを個人個人が持つパーソナルコピーと見立て、今年の「A New Cultural Economy」を「A New Cultural ?」へと変換する。世界の誰かがどこかで起こした行為を総合的にイメージすることで、ダイナミックに変動するArs Electronicaの社会的な価値、宇宙が見えてくる。

次に、従来はブランドイメージが統一されて販売されるオフィシャルTシャツを、人々によって創作される広告媒体へと解放する。会場にショップインスタレーションを設置する。世界の誰かが発したコピーを、この店内で可視化し、そのコピーに基づいたTシャツを自動的に製造する。このショップインスタレーションを介して購入したTシャツは、匿名のある人の行為から生み出したメッセージアートであり、現実世界にArs Electronicaのブランドイメージを発信する広告となる。例えば、Tokyoにいる誰かが、日本語のある単語でArs Electronica webサイトに到達し、NYからLinzに来たフェスティバル参加者が、意味も知らぬままこれを購入しNYの街を歩く。このプロジェクト全体を通して、人はメディアとなり、Ars Electronicaのブランドイメージを中心とした大きな循環が見えてくる。

このプロジェクトでは、Ars Electronica Festival 2008を舞台に、a new cultural economyの一つの形を探求する。

 

A New Cultural Advertising Project Page

当日の風景 (ogalogより)

 

展示データ

2008年 ARS Electronica Festival 2008 
- A NEW CULTURAL ECONOMY -

 

製作データ

コンセプト 小川秀明、玉川雄一、図子泰三、佐藤水哉、本田香織、皆川陽子、小川絵美子

コラボレーター DENTSU


協力 Ars Electronica Festival Team

 

     
 
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